WPS Office 2とは、中国Kingsoft社が開発するMicrosoft Office互換のオフィスソフトで、買い切り7,390円で利用できる。
結論から言うと、WPS Office 2はWord・Excel・PowerPointの互換性が95%以上あり、Microsoft 365の月額1,490円を払い続ける必要がない。 3年で53,640円の節約になる。ただし、マクロ(VBA)の完全な互換性はないため、複雑なマクロを多用する業務には向かない。
この記事でわかること
- WPS Office 2のWord・Excel・PowerPoint互換性の実態
- Microsoft 365との3年間のコスト比較
- WPS Office 2の良い点と気になる点
- Microsoft Officeから乗り換える際の注意点
WPS Office 2の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発元 | Kingsoft(中国) |
| 価格 | 買い切り7,390円(Standard Edition) |
| 対応OS | Windows / macOS / Android / iOS |
| 含まれるアプリ | Writer(Word互換)/ Spreadsheets(Excel互換)/ Presentation(PowerPoint互換)/ PDF |
| ファイル形式 | .docx / .xlsx / .pptx を直接編集可能 |
| アップデート | マイナーアップデートは永年無料 |
WPS Office 2の良い点
Microsoft Officeとの高い互換性
WPS Office 2最大の強みは、Microsoft Office文書との互換性の高さだ。.docx、.xlsx、.pptxファイルをそのまま開いて編集でき、レイアウト崩れもほとんど発生しない。フォント、段落設定、セルの書式設定など、細かな書式情報もしっかり保持される。
取引先からWordやExcelのファイルが送られてきた場合も、WPS Officeで開いて編集→保存→送り返すというワークフローが成立する。日常的なビジネス文書のやり取りでは、Microsoft Officeとの違いをほぼ意識せずに使える。
動作が軽快で起動が速い
WPS Office 2はMicrosoft Officeと比較してアプリのサイズが小さく、起動速度が速い。古めのPCやスペックが限られたノートPCでも快適に動作する。メモリ使用量もMicrosoft Officeの半分程度で済むため、ブラウザやその他のアプリと同時に使っても動作が重くなりにくい。
マルチプラットフォーム対応
Windows、macOS、Android、iOSのすべてに対応している。買い切りライセンス1つで複数デバイスにインストールでき、同一アカウントでのクラウド同期も可能だ。外出先でスマホからExcelファイルを確認し、帰宅後にPCで編集を続けるといった使い方ができる。
PDF編集機能を標準搭載
WPS Office 2にはPDFの閲覧・編集機能が標準搭載されている。PDFの注釈追加、テキスト編集、ページの並び替えなど、Acrobatの有料機能に相当する操作が可能だ。PDFを直接Wordに変換する機能もあり、別途PDF編集ソフトを購入する必要がない。
WPS Office 2の気になる点
VBA(マクロ)の互換性に限界がある
WPS Office 2はVBA対応版(VBA対応のStandard Editionは7,390円)でもMicrosoft Office VBAとの100%互換ではない。基本的なマクロ(自動入力、条件分岐、ループ処理)は動作するが、外部ライブラリの呼び出しやActiveXコントロールを使った複雑なマクロは正常に動かない場合がある。
業務でExcel VBAを多用している場合は、事前に主要なマクロをWPS Office 2で動作確認してから移行を判断すべきだ。
一部フォントの再現に差が出る
Microsoft Office固有のフォント(游ゴシック、メイリオ等)はWPS Office 2にもバンドルされているが、一部の装飾フォントやカスタムフォントでは微妙にレイアウトが変わる場合がある。プレゼン資料など、フォントの見た目が重要な文書では事前にPDFで確認するのが安全だ。
中国企業製であることへの懸念
Kingsoft(金山軟件)は中国企業であるため、データの取り扱いに不安を感じるユーザーもいる。WPS Office 2のクラウド保存機能を使う場合、データの保存先がどこかは確認しておくべきだ。ローカル保存のみで使えば、この懸念はほぼ解消できる。
Microsoft 365とのコスト比較|3年総額で見る
| ソフト | 料金形態 | 初期費用 | 年額 | 3年総額 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Personal | サブスク | 0円 | 17,904円 | 53,712円 | 月額1,490円 |
| WPS Office 2 Standard | ★おすすめ 買い切り | 7,390円 | 0円 | 7,390円 | VBA対応版 |
| LibreOffice | 無料 | 0円 | 0円 | 0円 | 互換性はやや低い |
Microsoft 365の3年分53,712円に対し、WPS Office 2は7,390円の一回払い。差額は46,322円だ。この金額で高性能マウスやディスプレイに投資した方が、仕事の効率は確実に上がる。
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こんな人におすすめ
- Word・Excel・PowerPointをメインで使い、基本的な文書作成・編集が中心の人
- Microsoft 365の月額料金に疑問を感じている個人事業主やフリーランス
- 複数デバイス(PC + スマホ)でOffice文書を扱いたい人
- PDF編集も含めてオフィス業務をひとつのソフトで完結させたい人
こんな人には向かない
- Excel VBAで複雑な業務システムを構築・運用している人
- SharePointやTeamsとの連携がワークフローの中核にある組織
- Outlookのメール・カレンダー機能に依存している人(WPS Officeにはメールクライアントがない)
- 官公庁や大企業で「Microsoft Office指定」の取引先が多い人
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Microsoft Officeからの乗り換え手順
ステップ1:よく使うファイルの互換性を確認する
日常的に使っているWord、Excel、PowerPointのファイルを5〜10個ピックアップし、WPS Office 2の無料体験版で開いてみる。レイアウト崩れやマクロの動作を確認する。
ステップ2:30日間の無料体験で業務テストを行う
WPS Office 2は30日間の無料体験版が利用できる。この期間に実際の業務でWPS Officeを使い、問題がないか確認する。特に取引先とのファイルのやり取りで支障がないかを重点的にチェックする。
ステップ3:Microsoft 365の更新タイミングで切り替える
Microsoft 365は年間契約のため、更新月に合わせて解約する。途中解約の場合、月割りで返金されるケースもあるが、契約内容を事前に確認しておく。
ステップ4:クラウドストレージの移行を忘れずに
OneDriveに保存しているファイルは、Microsoft 365解約後にストレージ容量が5GBに減少する。事前にローカルまたは別のクラウドストレージにバックアップしておく。
サブスク全体の固定費を見直すなら、オフィスソフト以外のツールも一括で棚卸しするのが効率的だ。「買い切りアプリのメリット・デメリット」はこちら
よくある質問(FAQ)
WPS Office 2でMicrosoft Officeのファイルを編集して相手に送れますか?
問題なく送れる。WPS Office 2で編集した.docx/.xlsx/.pptxファイルは、Microsoft Officeで正常に開ける。フォントや書式もほぼそのまま維持されるため、取引先がMicrosoft Officeを使っていても互換性の問題はほとんど起きない。
WPS Office 2の買い切りライセンスで何台までインストールできますか?
Standard Editionは1ライセンスにつき1台のPCにインストール可能だ。スマホ・タブレット版は無料で利用できるため、PCとスマホの組み合わせであれば追加費用は発生しない。
WPS Office 2と無料のLibreOfficeはどちらがいいですか?
Microsoft Office互換性を重視するならWPS Office 2が上だ。LibreOfficeは完全無料で機能も豊富だが、レイアウト崩れが発生しやすく、Microsoft Officeとのファイルやり取りが多い業務では不安が残る。7,390円を払えるなら、WPS Office 2の方がビジネス利用に安心感がある。
総合評価
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| Microsoft互換性 | ★★★★☆(基本文書は◎、複雑なマクロは△) |
| 動作速度 | ★★★★★(起動・動作ともに軽快) |
| コストパフォーマンス | ★★★★★(3年で46,000円以上の節約) |
| PDF編集 | ★★★★☆(基本機能は十分) |
| 総合 | ★★★★☆(4.0 / 5.0) |
まとめ|WPS Office 2は「普通にOfficeを使う人」のベストチョイス
WPS Office 2は、Word・Excel・PowerPointの日常的な利用であればMicrosoft Officeと遜色なく使える。7,390円の買い切りで、Microsoft 365の月額1,490円から解放される。3年で46,322円の節約は大きい。
VBAマクロへの依存度が低く、日常的な文書作成・表計算・プレゼン資料が主な用途であれば、WPS Office 2への乗り換えを検討する価値は十分にある。
まずは30日間の無料体験版で、自分の業務に問題なく使えるか確認してみてほしい。▶ WPS Office 2 の詳細・購入はこちら(ソースネクスト公式)
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